2/14で16周年を迎えた、浅草「舵輪」。
私は舵輪が2年目からお世話になっているので、早15年か、、、
2023年は2/17、2/18と2夜連続で、胡蝶さんの日本舞踊のスペシャル企画でした。
ムード歌謡、演歌や昭和歌謡などの曲に合わせての新日本舞踊の踊り。
これはかなり異例の催しだったんだと思います。
生演奏であること、ぞうりでの演舞、横ではなく縦に移動する動き。。。
それは、本当に大変だったと思います。
初めて胡蝶さんの踊りを鑑賞しました。胡蝶さんは宗山流日本舞踊だそうです。
踊りと共に、日本舞踊について、自分についての話を挟んで、
また、初日は2名の歌い手さん、2日目は1名の歌い手さんを入れて、
曲によっては一緒に胡蝶さんが踊りました。
本当に濃い内容で、2セット目は衣装を変えるというなんという早業。
舵輪には十分な控室がないですから、
近所に関係者のお宅があるので、そこまで行って着替えてきたんです。
十分な環境ではない中で、精一杯の準備と舞台を作る、その姿勢に本当に敬服しました。
長年、そんな舞台を支えていらっしゃるんだと思うのですが、
スタッフが数名いらっしゃって、胡蝶さんのサポートだけでなく、
お客様のフォローも全て、座席から上着の扱いから、、、全て!してくださって。
私はお客様のサーブに集中することができて、本当に感謝しかありません。
さて、本題のライブですが、
胡蝶さんんの踊りの合間にトークを挟んで、
そのお話の中で、印象的だったのが、
踊りで語れるのは6割だと。型や踊りの動きなどその事実などを伝えられても、
残りの4割は、受け手の想像力や経験値によるもので補うものだ、という話でした。
悲恋の話も、観た方の経験した事に共鳴するものだ、ということです。
音楽でも全く同じ理論が通じるわけで、胡蝶さんの発信者としての共通の思いに、共鳴した次第です。
これ、一部のお衣装。
扇子や手ぬぐいなど小物も使って色んな場面を表現していました。
胡蝶さんは背が高いので、見映えします。
この首のラインが美しいですね。
これは2部のお衣装。あでやか。かつらの変わったのよ!
ギターの梅田さん、ご一緒したのがコロナ前でしたので、随分とお久しぶりでした。
りんご追分は、三味線のごとき奏法。これは梅田さんの真骨頂です。
演舞に深みを増す、演奏となり、改めて感動しました。
シンセサイザーから尺八の音が鳴り、
パーカッショニストからは鼓(つづみ)の音を手で鳴らす。
音楽的にも、多彩な音に魅了されました。
ミュージシャンからも胡蝶さんからも「あれはどうしたんですか?」と
裏話を聞いて、どのように創り上げていったのか知ることもできました。
長年、浅草の夜を巡回するマスター(笑)にとって、
舵輪らしい周年記念だったのではないか?と思いました。
来年も再演して欲しいという声しかないので、私からも再演を強くお願いし、
私もお手伝いを頑張ります。
いや~~、マスターも疲れておりましたね。あはは。
忙しかったけれど、いい疲労感。なんか久しぶりですね。
胡蝶さんともお話することも出来て、その芸に対する姿勢、
腹のくくり方に感服しました。
いい刺激を頂いて、私も自分の中のパワーを循環させないと!と栄養をいただきました。
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