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作詞のい・ろ・は

今、作詞をしていまして、、、
英語で作ってるんですが、改めて色々勉強しつつ制作をしてる状態です。

英語の歌詞作りには、色々ルールというか、好まれる方向性があります。

(1)経験・事実を語る
これは、日本語でも言えることだと思いますが、
経験からしか「説得力のある言葉」は生まれないということです。
想像の世界であっても、その内容に「嘘」があっては、人の心には刺さらないということ。

(2)rhyme(ライム)(韻)を踏む
英語の歌詞は、まあ見事な位に韻を踏んでいます。

私の好きなところでは「Love Me, or Leave Me」というジャズナンバーですかね。
まあ、韻の踏み踏みで、舌を噛みそうになります。
何度も音読の練習をします。音符に歌詞を乗せて歌う前に、まず歌詞を音読する。
まるで「あいうえお あお」みたいな声優のボイトレのような。
見事な歌詞に私は、感服しております。
ニーナ・シモンのクラシカルなピアノも絶品なので、おススメ。

Nina Simon 「Love Me, or Leave Me」
https://youtu.be/6dDBrpCL5Qk

有名なところでは、ビートルズの「Love Me Do」
https://youtu.be/0JWl_wUOQc4

そもそも、Love Me Doという文法はおかしいのだ。(笑)
でも、歌詞の韻を優先したがための、言葉チョイスといえよう。
そう考えると、英語でも韻を踏むというのは、とても重要なんだ、と感じます。

(3)音符の譜割り
日本語は一音符に一音しか乗せないが、英語は違う。
例えば、beautifulという言葉なら、beautifulで一音符に乗せることも、beau-ti-fulと三音符に分割も可能だ。
そして、何より英語の抑揚に合った譜割をしないと、違和感が出る

(4)どこから来たのか?
これは、色々調べてるうちに出くわして、「なるほど」と思った点だったのですが、
ネイティブの人は、英語は英語でもどこの英語か?が気になるようだ。
日本語でいうところの、関西弁とか博多弁のような、、、
アメリカでも広いですから、東西でも違う訛りがあるし、ブルースなら南部系とか、スパニッシュ系とか、、
そういうテイストが見えないと、英語で歌うことの意味が分からないというか、違和感があるとのことだ。

これは、実に難しい。
私にとってもこれからも続く課題だと思うし、それによってジャズで歌うことの本質にも関わってくることだな、と、
歌詞を制作しながら改めて考えさせられた事でした。

先日TV番組で紹介してたアーティストなんですけど、
Doulさんという10代の日本人なんだけど、
私が聴いた瞬間に思ったのが、あ、作ってる感がなくて
この「どこから来てるのか?」というテイストを感じたわけです。
すごいな、10代で、しかもバイリンガルとかでなくて、、みたいな驚きだったんです。
ついにここまできたか、、、みたいな思いになりました。

「Doul」
https://youtu.be/wsW6W4X7R90

私もこの英語的アイデンティティは必要だな、、、って。
いい勉強になりました。

ま、上記の項目は作詞のほんの一部ですが、、、
なんか備忘録のために書いてみた。。。。
来週のライブに新曲、、、、間に合うかしら??

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