【Live鑑賞】BlueNoteTokyo(pf)海野雅威氏、復活Live
11/12(金)は、昨年NYにてヘイトクライムによる暴漢に襲われ重傷を負った海野雅威氏の復活ライブへ足を運びました。
ツアーファイナル、@ブルーノート東京
pf 海野雅威 Tadataka Unno
bs 吉田豊 Yutaka Yoshino
ds 海野俊輔 Shunsuke Umino
ゲストに
TOKUさん、akikoさん、小沼ようすけさん
開演前のギリ、撮影。真横から、海野さんの顔が丸分かりの、絶景です。💛
オープニングにアグレッシブな曲でスタート。観客を乗せてくれます。
そこから、ミディアムスイングを2曲披露して、、、
Trioでの演奏曲は曲名を一切言わなかったので、すみません。
3曲披露して、ここで、海野さんがマイクを取り、話をしてくれました。
そこから、ミディアムスイングを2曲披露して、、、
Trioでの演奏曲は曲名を一切言わなかったので、すみません。
3曲披露して、ここで、海野さんがマイクを取り、話をしてくれました。
昨年の事故に軽く触れ、どんなに大変だったかは、言うまでもなく、
それがどれ程のものか、、、
ここまで復活するまでの壮絶な闘いを、おもんばかるばかりでした。
涙を拭う女性をあちこちで、見られました。
その後、ゲスト3人を1人ずつ加えての演奏をやりました。
最初に小沼ようすけさん。In A Mellow Tone
遊び心と上級の呼吸感は、堪りませんね。
次に、TOKUさん。Never Let Me Go
ロイ・ハーグローブ(2018.11.2没)氏の話を交えて、
この曲が始まりました。
とても感動しました。
TOKUさんは、20年前から何度も聴いておりますが、今夜は格別でした。
ブルーノートさんのライト、照明も演出も素晴らしくて、
ルバートで始まる冒頭は、今まで聴いたTOKUさんの印象を変えるほど、
今まで感じたことのない感触でした。
スポットライトで当たるTOKUさんの顔に陰影がついて、
白髪を後ろに束ねた髪が、その20年という年月すら私には感じられて、
TOKUさんの努力や根底にある音楽への貪欲さ、それによって得たものを
このステージでなんか重みを感じてたの。。。
そして、海野さんの演奏がより美しさを加味してゆきました。
この演出に、本当にお酒を傾ける優雅な空間にも酔ってしまいそうになりました。
Never Let Me Goがあまりに素敵だったので、帰宅後動画検索ですよ。(笑)
改めて、海野さんの演奏って、会話するコミュニケーション能力がスバ抜けてると感じるんです。
どんな相手でも、相手が素敵に見える。
そして、どんな相手ともちゃんと演奏で会話する。
でも、手は抜かない、腕を引かない、そして、僕はこうなんです。うん、そうだね。ではこうですか??って感じで会話してるの。
相手に圧をかけないし、遠慮することなく、いや、遠慮という概念すらない、この対話能力に脱帽なんです。
相手が何をしてるか、というレベルで弾いてる感じじゃないの。
対話してるの。・・・言いたいこと分かってもらえるかしら??(笑)
あれだけの指さばきを戻すのに、どれだけのリハビリと体の快復をさせたのか、、、
言葉になりません。
そして、私は、今夜、その感動につつまれ、そして反省し、涙が出てしまいました。
海野雅威氏は、、、本当に素晴らしい。人としても。
少し内容を割愛しますが、Trioで最後の演奏を終えて、3人でステージでお辞儀をして、ベースの吉田氏が涙を堪えきれず男泣きをしていた。
彼がどれだけ献身的に支えていたのか、想像を超えます。
コロナ禍にありながら、日本のアーティストで彼を支援するライブを行ったり、彼のために動いたことは数知れず、、、
とても知人の距離の遠い私にも、丁寧にメールの返信もくれますから。。。
私は、吉田氏にも感謝、感激です。
今回、色々思って気持ちの何巡もして、結局海野さんや吉田さんと15~6年ぶりの再会になるんですが、挨拶しないでお店を後にしました。
この想いや感動は、私の心の中でかみしめておきたく、挨拶せず失礼しました。
MCでこんな告知していました。
①11/20のNHKスペシャルで、海野さんに密着したドキュメンタリーやるそうです。
「この素晴(すば)らしき世界 分断と闘ったジャズの聖地」 - NHKスペシャル - NHK
「この素晴(すば)らしき世界 分断と闘ったジャズの聖地」 - NHKスペシャル - NHK
②本日先行で配信2曲しています。
| 固定リンク | 0
「音楽」カテゴリの記事
- レコーディング(2024.11.16)
- 【Live後記】(2024.10.06)
- 【Live後記】7/25@舵輪(2024.08.02)
- 【訃報】デイビット・サンボーン(2024.05.15)
- 【ラジオ放送】小樽チャンネル(2024.05.10)
コメント