【音楽】目に見えぬ音楽の「本当の絆」
tp)五十嵐一生さんが、Facebookで以下の投稿をしておりました。
以下、抜粋をお許しください。
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音楽家・演奏家は常にプレッシャーとか緊張感の中にさらされている。
あのキース・ジャレットでさえ、ある種のプレッシャーやストレスは受け入れるべきだと彼の本に書いてある。マイルス・デイビスにおいては、それについてはもっと語っている。
オレの話。その昔・・・、日野元彦氏やその他多くの音楽家達からプレッシャーとか緊張感をありがたくいただいたものだ。例えば「リズムがない!音がジャズじゃない!!ストーリーがむちゃくちゃだ!!!全くオマエの演奏はイモだ!!!」などと激しく厳しい時代があったのだ。
そして、「死ぬ気でやれ!」と毎回よく怒鳴られたものだ。
オレは、そのストレスから逃れるために精神を鍛えてきたと言うか、強くなろうと考えてきた。ま、そういうことでいいだろう。
最近は、皆「リラックスしよう・・仲良くやろう・・言いたい事はなるべく口にしないようにしよう・・」見たいな風潮なのか??
若い奴らはすぐ「萎縮」してしまうんだとさ。
ホントのところどうなんだろうかね・・・。
オレは萎縮させるためにそいつらと一緒に演奏するわけではないが、緊張感は大事にして欲しいと思っているんだが、オレが演奏の場に出向くと若手が「萎縮するから来ないで欲しい」と言われたたことがあった。そいつらの持っていない緊張感は必要ないのか?それでいいのか?考え込んでしまった。それはつい最近のはなしだ。
大きく変化し広がりたいヤツは、一度ストレスでもプレッシャーでも体験して萎縮したところから伸びていけばいいのだよ。縮まないものは広がらない。社会って言うのはもっともっと厳しい。そこで体験したそれらの事をバネにして強くならないといけないだろうな。
事なかれが多すぎる。そして、仲良しのふりをして、本音を語らず、一日通り過ぎればいいかな?と思っている奴らはそんなに少なくないはず。それは演奏を聴けばわかる。
若くて柔らかいうちはいろいろ経験上、傷ついたり、つまずいたりしながら、歓びを自分からのぞんで立ち向かっていかなきゃ。それが結果になって広がっていくんだぞ。
本音を言い合って、ぶつかりあう事。これは大事だぞ。
これは音楽の世界に限っての話じゃないかもしれないな。
打たれ強く、ハングリーであってくれ。
決して観客やメディアなどに媚を売らず、ひとの顔色をみて機嫌を取るようなところで気を使わず、常に堂々と少しずつ築き上げた「プライド」を持ってあらゆる場で戦っていって欲しい。
時代が違う??そんな事どうでも良い。
はるかむかしの先人達が過ごした「過酷な経緯」を学ぶべきだろ?違うか???
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五十嵐さんは、上記記載の通り、tp)日野照正さんやpf)本田竹広さんと共演したきた方。
そこから、私は、本田竹広さんの演奏をYoutubeで聴いていた。
私が本田さんを知った時には、既に闘病状態で演奏を聴く機会はなかった。
今になって、本田さんの演奏を聴いて、、、感動する。’70年代で既にこの演奏をしていたのね、、、こんなサウンドの方だったのね、、、と感動しております。
「Emergency '71」
https://youtu.be/roAbCXCNs2o
「Everything Happens To Me」(なんて厚い音なんだろう....)
https://youtu.be/K___aFVJp84
ジャズファンク (こんなカッコいいことしてたんだ~)
https://youtu.be/21aO1gMvVfk
そこから、ds)ジョージ大塚さんの演奏を聴き、
https://youtu.be/gq_fh3y5wZo
そこから、ds)森山威男さんの演奏を聴き、
https://youtu.be/J1El_chtZOU
そこから、板橋文夫さんの演奏を聴き(笑)、、、
https://youtu.be/eHzXQObimUo
私は、何か聴き漏らしているような気持になった。
本田竹広さんに、、、生前逢いたかったかも。(笑)
週末の夜長、、、余韻に浸る。
気分は、バーボンをロックで飲みたい気分だ。(お前は、男かっ)
やっぱり、Jazzが好き。
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