【Live鑑賞】盗っ人、猛々しく。(笑)
都内某所。
前々から、気になっていたボーカルとピアニストが共演ということで、これは行かなくてはっ!と足を運びました。
ここからは、ライブレポのようで、ライブレポでない(笑)、シンガー目線の自分の音楽観と照らし合わせての「主観」を敢えて書きます。
なので、相手を中傷でも批判でもございません。先に書いておきます。
このボーカリストさん、自身も言ってましたが年間200本のライブをしてます。これは本当に凄いことです。集客が必要なライブが主です。
歌のベースには、R&BやSoulな感じがある気がします。でも、実に上手いです。変な言い方ですけど。
10数曲あるなかで、スキャット1回かな?多用しないところも、私には好ましく、感心した点でした。どれもスキャットに染められると、飽きるんです、あたし。(笑)「どう?すごいでしょ?」って見せつけられてる気分になって。。。
拍子を変えてスタンダードを歌ったり、オリジナルもありました。なるほどな~と感心して、知らない曲もあり、リサーチしたりしてね。(笑)
しかしながら、年間200本もやっていたら、そりゃあ集客なんて手が回らないよね。
それでも、お店が出してくれてる、ってすごい事だけど、、、半分、うらやましい気持ちもありながら、、、(笑)
まったりと酒を傾けながら、、、も良いけれど、その1本に注入するエナジーを、客のエナジーの呼応みたいなものを感じないのは残念だ。
私は、そのフィーリングが欲しいので、そこが見てみたかった。
今日のメンバーバランスや楽器の組み合わせバランスとか思うと、ピアニストの力量を出すに至らず、、、もっと聴きたい気持ちになった。
また、このボーカルが全面に出てるわけではないけれど、もっと器楽者とガっと(笑)絡みつく感は感じなかった。歌い方なのか、スタンツなのか、、、他のライブを見てみないと分からない。
お客が少なかったのもあると思うが、客に「感動」させるって、大変な作業だよね。
ほんと、人のライブに行くと痛感する。上手いから、感動するんじゃないもの。技術って表現の手段であって、でもその技術の習得が一にも二にも大変で、多くの時間と労力を費やす。だから、「Heart」、心が後回しになる人が多い。だから、上手いけどね、、、なんて言われる。ま、上手ければ、聴けるけどね。(笑)でも、私はそんなものは求めていない。改めて、自分のスタイル、姿勢を見直す機会となる。だからって、私も技術が満足するものではない、そこは常に精進である。
客の入り具合も影響するけど、そうでない部分で感動って出来るはず。
そう考えたとき、上手いけど、感動に至らないということは多分にあるんです。
私は、そんなライブしたくない、しちゃいけない、って、考えながら、帰ってきたのです。
今日のライブに何を求めたか?(笑)何を期待したのか?
・・・聴きに行ってといてね、何を言うか偉そうに。あはは
なんか、答えらしい答えもなく、ぐるぐる。
ま、自分になかった、フレージングとか、勉強になったから、ぬすんじゃえ。(笑)
その前に、録音してないから再現できるか、分かんないけど。あはは。
でも、いい刺激をもらって帰ってきました。
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