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ライブの感想って、、、

過日行いました、ライブの感想をいただきまして、
皆様に、読んでいただきたく、
ご本人の了承を得ましたので、掲載致します。

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「阿久悠の世界」ライブ、堪能しました。
各曲、保育園や小学校の給食のように、幼年期や少年期の栄養分として無意識に、ぼくの身体に摂り入れられ、こころや感情、思考の形成に何かしら影響を与えてきたものばかりです。

昭和40年代後半から50年代を日本で生きた人々とっては、潜在的に共有されたBGMではないでしょうか。阿久悠の音楽は「お茶の間の時間」が、どの家庭にも当たり前にありふれていた時代の象徴であるような気がします。

それだけに、今回の企画なかなか画期的なものでした。オリジナルのアレンジから離脱すればするほど、阿久悠の作品の世界観、その時代を超えた豊かな普遍性が、グッと立ちあがって目の前でより明るくかがやいていました。もちろん品田さんの「味」も「個性」もグワグワと、湧き立っていましたよ。まるで全身から湯気が立つように。(もしかしてオーラ?)

wikiで調べてみると、阿久悠、大学を出て銀座(!)の広告代理店で7年ほどコピーライター、CM制作をバリバリとやっていたそうです。そして放送作家、作詞家、小説家と仕事の領域をドンドンと拡げてゆき、膨大な作品群を遺すに至った、とのこと。

発想の天才だった阿久悠。ロマンと詩情のかたまり、阿久悠。そして「昭和」の芯をみごとに射抜き、言葉のナイフで物語と世相をさばいてみせた類まれなる、「時代」の狩猟家、阿久悠。
その世界を丁寧に解釈し直し、緻密に再構築し、大胆に表現した、品田さんも、メンバーのみなさんも、凄い。アレンジも演奏も。感動でした。
また夫婦でライブ伺います。次回も楽しみにしています。

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感想って、その人の個人の感覚で、思考の方向を強要するものでもないし、
なぜ、今回この感想を掲載したいとおもったか、と言いますと、
この方、いつも丁寧にご自身の感じた思いを書いてくださいます。
そして、そのライブで沸いた興味から、ご自身で調べたり、それを楽しんだり、、、

私は、歌詞についての意味とか解釈とか時に言いますが、
私の歌ったものから発展して、沸いた感情や、そこで芽生えたものを自分のものとして、楽しんでもらうことが本望です。
だから、このシンガーはあーだ、こうだ、は要らないんです。
あなたの胸の中に収めておけばいいんです。というのが、ま、本音ですが。(笑)
なので、また、その思いに触れたい、と思ったら、ライブに足を運んでくれたら、いいと思っています。

特に、昭和歌謡は、その時代を知る者にとって、懐かしさが一番に沸き起こります。
それは否定はできません。その沸き起こる郷愁を大切にしつつ、よりエンターテイメント性を加味して表現する。というところに重きを置きました。と説明するのは、とても「野暮」です。

なので、私は、このライブはこうだった、など後付けの説明をする人は、アマチュアだと思ってます。(笑)

音楽の楽しみ方は、人それぞれです。自由に感じてください。プレーヤーも自由にやってるんだから。あはは
私が唯一、心を許して、本音を言う方がいますが、その方に言われたのは、「型にはめる必要はない」でした。
私はJazzが大好きです。でも、自分がこのJazzってフィールドだけでは収まらないのなら、私のJazzを、私の歌を歌うしかないんです。それをジャズじゃないとか、色々言う人もいると思うけど、もう、そんな雑音に気を留めるほど、軟(やわ)ではない自分がいます。ははは。

これがJazzだ、とか言ってる人は、古いんです頭が。(笑)
世界は広い。そして、音楽は深い。
私も、また次の扉を開けるよう、動こうと思っています。
どうぞ、応援を期待しております。それに応えられるよう、精進します。

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