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【音楽】小曽根さんの言葉に宿る、言霊

Facebookに素敵なコメントが出たので、転載します。

SNSからですが、大丈夫かな??

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私が、いつも心がけていること。
それは、多くの小曽根真さんの言葉から学びました。
今もこうして教授頂けると、あ、自分のしてることは間違ってなかったな、と再確認します。
そのためにも、それを表現するボキャブラリー(技術的スキル、引き出しの
多さ、コミュニケーション力、)が必要だと痛感します。
技術力あっての表現ではなく、表現したいことのための技術力、という方向性の違いを私は念頭にあります。

昔から、同じ事を言ってると言うことは、それだけ間違った表現が多い、表現が後手になりがちなのだ、と言えます。
聴く側も超絶技巧に耳が奪われて、大切なものを感じ取らないということも、危険ですね。
そのライブの中に、一曲超絶技巧を入れる、とかそういうのはアリだと個人的には思ってはいます。
それもやはり、演出という側面のスキルが必要ですね。
備忘録として。

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ポーランドの大親友、僕が心から敬愛する音楽家のアナ・マリア・ヨペックが日本語での投稿をアップしてくれたのでシェアします。彼女のお陰でショパンの音楽と真正面から向き合って知る事ができたし、それをショパンの母国であるポーランドの人達の前で演奏するという素晴らしいチャンスも頂きました。

今回のこのJAZZ Forumのインタビューページ、僕の記事の後ページをめくると、大親友のBranford Marsalis の記事が出てきます。どちらもアナ・マリアが作ってくれています。

またいつか近い将来、日本の皆さんに彼女の素晴らしい音楽を届けたいです。ポーランド、本当に素晴らしい国です。

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アナ・マリア・ヨペックさんより

最新号のポーランドの「ジャズフォーラム」誌で小曽根真さんとアンナ・マリア・ヨペックの対談が6ページに渡って取り上げられました。

以下がインタビュー記事からの抜粋です。
お楽しみください。

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AMJ: 小曽根さんの音楽は、常に真摯かつ深い表現であるにもかかわらず、まるで初めての演奏であるかのような、とても新鮮な印象を受けます。
MO: そう言っていただけるのは、嬉しいです。でも、そのために何か特別な努力をしているわけではないんですよ。
AMJ: いいえ、もっと違う言い方をするべきでした。何というか、ある意味でそのような努力が何かを計算(準備)することなら、小曽根さんの演奏には、その種のシナリオを感じません。共演するミュージシャン、お客様、会場全体も含めて、丁寧に注意深く、そのときの音楽に耳を傾けることが大事だと感じられます。
以前、ドラムのパヴェウ・ドブロヴォルスキに「僕のソロをフォローしないで、自分が感じる方向に進んで」と言われたことをよく覚えています。他のミュージシャンに、こんな風に表現を任せるのは勇気がいることですが、だからこそなのか、常に違いが生まれて面白い。
MO: 僕は、自分の特に優秀な生徒が上手にだけ演奏した時、こう伝えます。「あなたは、とてもスムース・オペレーターだね。譜面通り素晴らしい演奏だけど、自分の言葉として話していない。例えば、本当に大好きな人への言葉を考えてみてごらん。何を伝えるのか、あなたは、その相手とその言葉への責任を強く感じるはずだ。その意識を演奏する時にもっと自分の中で感じてほしい」と。
全ての始まりは、その一番大切な一言を言う怖さを発見した瞬間です。たとえ怖くても、それを楽しめないといけない。これが出来ないなら、人前でピアノを弾く意味がない。ステージの上に立ち、チケットを買って来てくださったお客様の前で演奏するミュージシャンは、もっと自分の音楽の中に入るべきなのです。
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