【噺家】『落語を聞いて情景が眼に浮かばせる、そして、、、』
2018年7月2日、桂歌丸さんの訃報が飛び込んだ。
巷は、W杯本戦トーナメントを目前に盛り上がってる時だった、、、
私、歌丸さんのファンで、子供の頃から!!
既に笑点が磐石の番組として君臨してて(笑)、
それを見てた私が、注目したのが歌丸さんだった。
子供ながらに、時事ネタを風刺したり、時にストレートにネタに、、、
そんなキレのある姿が、美しかったのだ。子供をも魅了したのです。
余談ですが、
今の私が、社会ネタに関心を持ち、音楽だけが良ければいい、
なんて思えない、その根底のマインドを持ち続けたのは、
歌丸さんにアンテナが受信してるところからして(笑)、納得です。
(ま、私のアイデンティティはそれだけではないので、それはまた今度。)
歌丸さん、このレギュラーの時、真打ちではなかったのですね、、、
この大先輩の中で、そこから50年ってすごい。
この番組がなかったら、私は落語に興味なんて持たなかった。
出会わなかったのだよ、北海道の土地でさ、、、、
いつだったか、TV番組で歌丸さんのことをやっていて、
歌丸さんで、横浜の花町に生まれて、、、、
だから、子供の頃から、お姐さんたちの化粧してるお部屋とか
平気で出入りしながら、そんな大人の世界を垣間見ていた、と
聞いたことがあります。
最初は、古今亭だったのね、、、師匠は新作落語の人で、反発して、
で、桂米丸さんのことに移籍して(笑)、桂だったのね、、、
この落語の一門ってのも、面白いね、、、
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歌丸さんの落語は、楽太郎さんが6代目円楽襲名の興行で、
公演会のときに聞いたことがあります。
それが最後になってしまったことを残念に思います。
出てくるだけで、空気を作ってしまうところはベテランですね。(笑)
TVのインタビューで名言があります。
『落語を聞いて、その噺の情景が目に浮かばなきゃいけない。
でも、その上に情景に色が付かなきゃいけない。』
私の落語の聞き方に間違いないな、、、とか改めて思った。
どこか、私は勝手に芸の師匠になってるかもしれません。(笑)
ああ、、、ほんとに歌丸さん、好きだったのよ~。
ご冥福をお祈り致します。
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コメント
中嶋さま、コメントありがとうございます。
お返事も遅くなりすみません。
昨日、今日のニュースを見てて、20代の女の子が、大泣きしながら歌丸さんの告別式に参列してインタビューを受けていました。
20代ですよ、でもこんなにファンだ、と言って泣いてる姿が、、、衝撃的で、、、人間的魅力ってことなんでしょうね、、、
感慨深くなりました。
「一言」で終わらない、と始めた当初からご指摘されてる点ですが(笑)、今後ともよろしくお願い申し上げます。
投稿: shinazo | 2018年7月12日 (木) 15時03分
きっと「一言」で思いを語ってくれるのでは思っていました、
何に感動するのか、共感するのか人それぞれ異なりますが
私の場合、噺家というよりは人として魅力を感じていました。
中学のクラスメイトから(工業高校卒業後噺家に)「芸の技術は元より人として磨きをかけることが大切で難しい」と言う事を聞いたことがあります。
計算つくされた中での笑いを取る芸人が多い中、人間的魅力
の中から絞り出てくるユーモアは絶賛でした。
音楽の世界でも同じような事が言えるのではと思っています、
「一言」の愛読者として「しなぞう」さんには魅力を感じています、これからも幅広い「一言」期待しています。
投稿: 中嶋義郎 | 2018年7月 8日 (日) 11時52分