【Live鑑賞】身も心も、浄化された。上質なライブとは。
先日、久しぶりに青山の「Body & Soul」へ。
何年ぶりだったでしょう。。。。だって、かつてのボディは路地の中ってイメージだったのに、なんて事でしょう。通り沿いに変わっていました。
そんな事も知らないくらい、行ってなかったんですね。。。。
今夜は超満員。ボディがこれからネット配信ラジオをするとかで、その収録も兼ねておりました。それとは関係ないでしょう、満員は。(笑)
凄いですね。
この長いカウンターの雰囲気、いいですね。カウンター内にはイケメンバーテンダーがおりましたよ。(笑)
インストが始まる。
ピアノは、ユキアリマサ氏。私は、ユキさんのピアノが好きなんです。
随分、聴いてなかったな、、、と懐かしくなり、泣けてきた。詳細は後で書こう。
さ、我が師匠、恩人の伊藤君子さんの登場です。
1曲目「Just In Time」からスタート。
私は、この曲はペコさんのアルバムを聴いて覚えたんです。何度も何度もその空気感を習得すべく聴いた曲。
しかし、今日のアレンジはCDとは違う。「やられた~」って感じ。
そして、数曲昨秋2枚目の津軽弁ジャズを出したアルバムもございますから、津軽弁でのナンバーを歌いました。
私も1stアルバムの時に、ちょっと真似た事があります。My Favorite Thingsね。
やると、結構クセになります、津軽弁の訛り。(笑)
そして、お客様からリクエストがあったのですが、ペコさんも率直に語られておりましたが、レコーディングしてライブでは歌っていないナンバーで、実にサイズが長く、構成も難しいんです。とおっしゃってました。
確かに、私も歌ってない曲ありますもの。
で、All Of Meをサラリとご披露。(笑)皆も知ってる曲になると観客もテンション上がりますね。
ペコさんのNo More Blues。初めてかな、、、そのグルーブ感がハンパない。
2ndに入り、1曲目「Bridges」。
これもかつてライブで聴いたときに、「音楽での架け橋に」とおっしゃった言葉を思い出してしまいました。
ラララ~♪をみんなで口ずさむ事の出来る曲で、優しい時が流れ、歌声喫茶状態です。(笑)
1stのボルテージが上がったのでスローな曲を続け、「You've Got A Friend」は先日のサテンドールでも歌いましたが、ペコさんのアレンジがとても素敵で6/8のリズムで私も歌わせて頂いています。また聴けてよかった。
ジョーサンプルの「When the World Turns Blue」に聴けました。本当にいい曲です。
そしたら、私、涙が止まらなくなってしまって。。。。
津軽弁Fallin' In Love With Love、Fly Me To The Moonときて、Old Devil Moonと軽快なナンバーで観客のテンションをマックスに。
その持って行きかたが超一流。
最後に、あの名曲「Follow Me」を聴かせてもらいました。
こうしてみると、私はペコさんの歌と共に私の音楽が歌があったという事に気づいた。そう思ったら、もう泣けて泣けて、、、
そうだ、私はこの方の背中を見て、追ってきたんだ。って。
いや、追える距離では全くなくて、、、
だけどずっとその音楽への、歌の姿勢を、見て、感じてきたんだって。
最近、節約しながら色々やってきてたけど、先輩のライブをケチってはダメですね。もっと直接、ライブから感じ取らないと。
かつて分かんなかったことも、違った目で耳で聞き取れる自分にも気づきました。
だから、また、今、足を運ぶべきだな、、、って気づきました。
私が、かつて音楽をやめようと思ったとき、手を差し伸べてくれた事がございます。無償の愛です。その時、直接連絡を取り合える関係ではなかったのですが、先輩ボーカルの流れで、ペコさんは私に連絡してきてくれたんです。
実は、その前に私はちょっと有名だった(笑)霊能者の方に、自分には違うものなら、今の環境からして音楽をやめようか、どうしたらいいか、と相談した事があったのです。もう、自分では決断も出来ず、環境的に続ける状態でもなかったんです。
違う人生だ、と言われたら、考えようと最後の決断状態でした。
その時の返答は、辞めた方がいいとは言われなかったのです。「大丈夫」言われたのです。なぜか?は、私は聞かなかった。後は、自分で切り開かないとと思ったし、続けていいんだ、、、という答えにホッとしたのが本音です。
それが、、、ペコさんからの連絡だったとき、「あ、この事なんだ」と思ったのです。歌の神様はいるんだな、と思ったのです。
その時、体もボロボロで、一から建て直しをして、、、現在の活動に繋がっていくわけです。
だから、師匠でもあり、恩人なのです。
余りにも偉大な。。。。
【番外編】
今夜のピアノ、ユキアリマサさん。
私がユキさんのピアノを聴いたのは、もう10年も前でしょうか、、、
越智順子さんとのライブでした。
(2008年7月27日没)
知る人ぞ知る、ゴスペル・ジャズシンガーです。
若くして、病気に勝てず亡くなられました。
ユキさんと彼女との共演は最強です。私はそう思います。もうあんなライブは聴けません。唯一無二なシンガーだったのです。私は、本当に魅了され、何度も足を運びました。
ライブ後、ユキさんとお話出来まして、当時のお話をさせて頂きました。
越智さんのソウルなフィーリングの時には、そのフレージングで、
しかし、今夜はガッツリとジャズのテイストを惜しみなく披露されて、ユキさんのレンジの広さ、テクニックの凄さに感動して、、、泣けてきた。
ユキさんは「時々は、越智を聴いてあげてね」って。
「いいえ、聴いていますよ」(笑)
私は、彼女を8年経っても忘れず、彼女のアルバムを聴いては色々テクを盗んでいます。(笑)
やはり、好きな人のテクは盗みたいし、習得したいですものね。
もう、色んな感情で、涙でボロボロになりつつ、心が軽くなり、この上質な空間を楽しみ、励みにして帰ってきました。
ユキさんといつか、私が声が出なくならないうちに共演したいものです。
それを励みに。。。(笑)がんばろう。
【番外編2】
実は、お隣に座っていた紳士はお店の常連さんだったのですが、
これが、、、同郷小樽の方だったのです。
とてもミュージシャンとも交流があるようで、面白かったです。
「お名前は?」と君の名は状態で聞いてみたのですが、
「名乗るほどの者ではありません」って。
いやいや、北海道ツアーはボディの京子ママも引き連れてアテンドしてるんだもの、只者ではないでしょう。(笑)
そういうジャズファンに支えられてるんですよ。お店もミュージシャンも。
ホッこりした出来事でした。
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