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野村萬斎vs羽生結弦「陰陽師」

先日、ニュースの一コマでしたが、萬斎氏と羽生選手の対談を見た。

今回のフィギュアスケートのフリーで陰陽師を題材に滑る、羽生選手ですが、

最初のポーズ。

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ちょっといい画像が見つからなかった。

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萬斎氏が、「あのポーズはどんな思いでポーズしてるか?」という問いに、

羽生選手は「正直、振り付け師の振り付けのままに演じてます。(要約)」だった。

萬斎氏は、「少しに気になったのは、私は烏帽子(えぼし)を被っているので、手は後ろに、着物の袖が後ろに見栄えするように(要約)とあの形になっています。」

なので、天地を貫き強いイメージさせるなら手のひらを上に、、、と解釈説明をしていた。

今、羽生選手は手のひらを上に変えています。

ここで、萬斎氏は、「型は、自分なりの解釈があっていいし、必要だと思う」とおっしゃっていました。

そこからの動き、流れが集中の契機になる、とも。

古典芸能にして、その解釈をする萬斎氏の言葉が新鮮でもありました。
古典とかクラシックは、個人の解釈は私は思う解釈の幅とは違うかもしれませんが、ちょっと新鮮な言葉に聞こえました。

でも、そうなんだと思います。

芸術は自分なりの解釈を深めていくことの作業が、表現を左右するし、表現とはそういうことだから、解釈の浅い人は「表現できない」、というか「表現しきれない」という事です。

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

先日、あるミュージシャンのシンガーへの酷評がミュージシャンから流れ流れて、読んだ。
そのミュージシャンは昔から知っていて、シンガーに対する評価が低いことも周知ではあるし、よくそんな事を言うので、今更驚くものでもなかった。

が、
確かに、その人がいうシンガーのレベルの低さ、スキルの低さ、
シンガーの扱われ方に対する、当人の意識の問題などなど、分からなくもない。
でも、それを誰が幸せなんだろうか、と思わざる得なかった。
でも言ってる事は正しいだろ、と言いたいのか、
それでも自分と共演したければ、それだけのスキルを持ってこいと言いたいのか、
読んでて、よく分からなかった。

私は、ミュージシャンである前に、人であれと思っています。
よく音楽で対話するって言うけど、音楽やってる人間ならちょっと演奏すれば歌えばその人のスキルは分かるし、音楽でコミュニケートするって事も出来る。

でも、私は、その前に人間なんだから、人としてのコミュニケーションが先だろ、と思う。相手を尊重したり、人として同等・対等に立場を見るとか、先輩とかは対等でないにしても人として相手を許容出来ない人は、音楽でも歪(いびつ)だと思う。

話は違うが、
よく器楽者で一人でメロディーを弾き、リズムやドラミングをして、ベースを取る、、、
一人オーケストラみたいな事をする方がいます。
それはテクニックとして凄いですし、特技でもあります。

しかし、
私は、余りそういうのは好まないし、感動しない。
音楽って「共同作業」だと思ってるんです。
人数が多くなればそれだけ、協調性だったり、調和が色んな部分で必要になるし、そこでの個の部分を問われます。そんな中で、音楽を通しての学びなんだと痛感します。

私が随分前になりますが、CD制作のとき、
今では考えられませんが、ピアニスト・小曽根真さんに言われた言葉が心に残っています。「制作するってことは、メンバーと共に成長する事なんだよ」と。

あの頃、時間も心にも余裕がなくって、この言葉をかみ締める余裕が無かったけれど、今こうしてライブ活動を重ねながら、痛感し、日々思う、重い言葉であり、意味が今になって分かります。

歌は、声を出せば出るし、ちょっとピッチが合えば上手く聴こえる、そう軽んじられています。事実そうかもしれませんが、歌はそれだけにより難しく、奥が深いと痛感します。

そして、
歌は、上手いからって人が感動するものでもありません。
確かにテクニックで押すものもありますが、全曲テクニックだけでは感じるものはありません。歌は歌い手そのものが出ますし、必要です。

テクニックを持って何を表現したいのか、が大切です。
その言いたいことが無い人は、何をしたいのか分からない、ただのパフォーマンスとして私には見えます。だから、そこが必要です。それは表現者なら絵でも音楽でも芝居でも全て。

分かりやすいのが、語学でもそう、
英語が出来る事が凄いんじゃなくて、それを使って何をするか、
何をコミュニケートするかが問題なんです。

人生の喜怒哀楽をしっかり感じ取らないと。

と少し人生を歩んできて、言えるかもしれません。(笑)

私が思う凄いシンガーは、
歌い方は別として、これは好き嫌いがありますけど、
絶対的に、説得力が歌にあります。
だから、誰もが、納得する点になるわけです。

私もそうでありたいと日々思っているわけですが・・・
と、徒然に、、、書いてしまった。

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