女子アナと言わせない、吉川美代子TBSアナウンサー
先日の朝の番組「サワコの部屋」でTBSを定年退職された、女性アナウンサーの先駆者、吉川美代子さんが出演された。
率直に、一本筋の通った、素晴らしい方だった。
マツコ・デラックスさんが素晴らしいと豪語する意味が分かった。(笑)
「女子アナ」批判をはばからないその気骨さ。
彼女には「女子アナ」という用語は似合わない。
女性が報道に起用される事が前例のない時代に、自分が起用される事の大きさを自覚し報道に携わってきた思いを語っていた。
その日を願い、入社から数年は帰りの道のりを実況して帰ったり、遊ばなかったという。
「5分、5分ならどんなに忙しくたって時間取れるでしょ?ちゃんと練習すること。」
「今のアナウンサーはいろんなことを求められるし、キャラクターとか言うけど、サラリーマンなんだから会社に求められたらやる、それは普通のこと。アナウンサーとしての技量を落としてはダメ。そのために、5分でもちゃんと練習すること。」
「最後の砦(とりで)、アナウンサーが正しい日本語を使わなくては。」と日本語そのものの意味を説いていた。
彼女の本を読んでみたいと思う。
私も、昨日より今日、5mmでも動かそう、、、そんな思いで日々忙殺されている。
誰も、好きなだけ有り余る時間を持てる訳ではない。限られた時間の活用で人生は変わる。
いくつになっても痛感する。
ちょっと人生の先輩に「ご鞭撻」頂いた気持ちになりました。
サワコの部屋では曲紹介がある。
吉川美代子さんはジャズがお好きらしく、「死んだら葬式でかけて欲しい」と言ってこの曲を紹介していた。
「Please don't talk about me when I'm gone」
(Ella Fitzgerald)
https://www.youtube.com/watch?v=CmM5E1nh0Ps
私も知らなかった曲です。直訳すれば、私が去ったあとで私のこと話さないでね。分かれた後に私のこと話すな、ってね。(笑)吉川さんは、退職を機にそんなフレーズを引用して、粋だな、、、って思った。
でも、しみったれたリズムではなく、これスウィングなんですよ。
哀しいはずが、軽快なんですよ。アハハ
これぞ、ジャズ。
さ、私も頑張ろう、自分のために。そう思う。
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