【政治】『蟻の一穴』の重み
日曜の朝、「サンデーモーニング」
政治からスポーツの情報番組。
色んなコメンテーターが出てくる。
今朝の政治のテーマは「集団的自衛権」。
私たちはこの6月、サッカーで騒いでる国民の意識の薄い中、
容認に動いていた。
公明党の「限定したものと考えている」と自民党になびいている。
ヘタレな政党である。(バッサリ)
クソッたれに落ちてる野党として機能していない今、歯止めの最後の砦(とりで)状態の連立与党の力を望むしかなかったが、それもパフォーマンスに近かったようだ。
今朝の番組内でやっていて分かりやすかったが、
かつて90年代初頭に、イラクがクウェート侵略時、当時の米大統領ブッシュが日本に集団的自衛権を求めてきた。
その時の日本の首相が海部氏。その議論に進言したのが、元警察庁長官であり政治家の後藤田正晴氏。
『蟻の一穴になる。』
それにより、否決の歴史がある。
後藤田氏は、15年か20年前、随分前だが鶴瓶さんのトーク番組があって、後藤田氏が出演され2週に渡って語られた事があった。
芯の通った人柄でその人生もエリートな反面、戦後の捕虜の生活も経験してる。
彼は戦争を反対していた。
その一穴から道を誤る、それがあの戦争(第二次大戦)だ。という名言を残している。
戦争を知る方々は、「どんな理由があれ、戦争はしてはならない」と思っている。
戦後生まれの政治家2世のボンボンに、この上記の意味を、重みが分かるだろうか?
国民の6割が、容認することで限定では済まず、拡大していくと思っている。
私たちはもっと声を荒げるとき、なのではないか?と強く思う。
ここでの解釈を間違えたら、多分、憲法の意味、9条は意味を成さなくなる。
なんか、恐怖を感じる。
なぜ、今こんなに拙速に集団的自衛権に拘ってるのか、分からない。
誰か、教えてくれ。
政治は間違いなく、変な方向を向いている。
経済上昇と引き換えにしてる、この政治のやり方を受け入れてはダメだ。
経団連とタッグを組んで取り組む経済は分かる。
しかし、それを条件に、世の中を掌握した感じ、交渉とは言えないやり方、、、国民は屈してはいけない、見誤ってはいけない。
強く言いたい。
自民党議員のレベルの低さ、都議も含め、原発問題にせよ、下種の極みである。
私たちは、厳しく言うべきである。その中で、政治家も自分の身を律する事もあるのだと思う。
日本の政治は、この四半世紀なのか半世紀なのか?成熟はしていない。
国民の動向も目立つ人間や半芸能人にしか投票しない。
政治を見る目が浅い。そこも問題だ。
今、与党が進めてる事は、一穴から戦争が見えてることをどれだけ自覚出来るか、、、だと思う。
悔しい思いです。
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コメント
ハワイの健太です。
初めてコメントさせて頂きます。最近こうして海外から日本を見ていると心配でなりません。そこでいまいち分からないのですが「護憲派」の方たちは、万が一外国から日本が攻められたらどうすれば良いと思っていらっしゃるのでしょうか?世界は動いています。経済力にものを言わせて中国は虎視眈々と尖閣や沖縄を狙っています。隣の韓国でさえ仮想敵国の一つに日本が入っています。そんな状況の中、自国を守るためのに何かしなければならないと思うのですが。ご存知のように、戦後日本が平和でいられたのは米国との安全保障条約があったからで、どの国も日本に近づけませんでした。しかし最近の米国は弱体化していて、何か起きた場合、まず自分が先でしょう。そうなると自分の国は自分で守らなければならないでしょう。あたり前な話で、世界中どこの国でも自分の国は自分の力で守っています。自国の安全を外国に頼っているのは日本だけです。
そうしてアメリカに守ってもらっていながら、もしアメリカ本土攻撃のミサイルが日本の上空を飛んでいるのを知りながら、日本は知らん顔をしていて良いんでしょうか?
ごめんなさい。私にはどうしても護憲や集団的自衛権に反対する方たちの気持ちがわかりませんもので、、。こうした私の疑問にお答えいただければこんな嬉しいことはございません。因みに私は戦前派で東京空襲を源体験しています。それはそれは、想像を絶する恐ろしさでした。二度とあんなことが起こらないように、危険な国々にスキを見せてはいけないと思うのですが。長々ありがとうございました。遠いハワイより、アロ~ハ!
投稿: 健太 | 2014年6月29日 (日) 12時57分