【読書】「脳を鍛えるには運動しかない」(1)
一ヶ月かかって読了しました。読み応え、、、ありましたっ。
もう、、、感動しました。(笑)
厚い本なので、気合が要りましたが、脳好きな私としては、新しいデータに感動すら覚えました。アハハ。
色々な心的障害、うつ、パニック障害、ADHD(注意障害・他動性障害)、ホルモン変化、加齢、、、などそれぞれの項目で具体的マウス実験と患者、及び実験データによるものでした。
運動をすると「気分がスッキリした」など抽象的なものではなく、運動すると脳そのものに負荷がかかり、情報伝達のシナプスが増えるという衝撃的データだったのです。
と、言うことは運動そのものが体の筋力や内臓を鍛えるだけでなく、脳も進化させてるという事なのだ。そして、精神コントロールする部分において調整する機能が効くというデータなのだ。だから、ADHDの注意障害の方も社会で仕事に従事してるという実績だった。
気に留まった言葉を抜粋したいと思います。
『運動は、脳のなかの神経伝達物質とそのほかの神経科学物質のバランスを保っている。だから、脳内バランスを保てば人生を変えることが出来る。』
『頭のキレを保つには、有酸素運動をどのくらいすればいいのか:30分のジョギングを週に2~3回、それを12週続けると遂行機能が向上。
足を前後に出すだけでなく、もっと難しい動きに挑戦することが大切。「有酸素運動と技能の習得を含むべき」。』
『運動は、心と体にかかるストレスを巧みにコントロールし、細胞レベルにも働きかける。』
『現代生活のストレスをいかに減らすかを説く様々なアドバイスが見失っているのは、人間は困難があればこそ、努力し成長し学ぶいう点だ。』
『酵素は、(保護的)人間が生まれながらに持っている酸化防止剤なのだ。』
『希望がなければ、脳はストレス反応を抑制できない。ストレス耐性の値は、老化によって自然に下がっていくが、有酸素運動をすればかなり回復できる。』
『運動すると体の筋肉の張力が緩むので、脳に不安をフィードバックすつ流れが断ち切られる。体の方が落ち着いていれば、脳は心配しにくくなる。』
うつなどで、長期にわたり投薬していくと、投薬が問題と定義はしていませんが、脳が萎縮します。これは、認知症、パーキンソン病などの病気でも立証されています。記憶をつかさどるスーパーコンピュータである海馬も萎縮することで、記憶があいまいになります。
しかし、この著書のデータによると、運動により脳の萎縮が改善し、記憶だけでなく、うつなどの症状さえも変える。そして、それ以上に脳が成長してるとさえ、書いています。本当に勇気の出る、検証です。
=つづく=
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