正月Plan:「戦後史の正体」を読み終えたっ・・・
お正月の読書。
「戦後史の正体」(孫崎享著)
昨年のヒット書籍であります。春にtwitterで知って師走に図書館から借りたのですが、既に返却期限が来ておりました。(ごめんなさ~~~~っい)
この正月になんどか読み終え出来ました。
内容が濃いため、ちょっと読んでは疲れ(笑)、読み進めては色んな思いに馳せ、、、脱線するもんですから、時間がかかりました。
私のライフワークである近代政治を読み解く、、、『日本の戦後処理は正しかったのか?』という命題のお勉強ですね、、、そういう意味では十分満足する内容が詰まっていました。
この本だけが全てではないですが、改めて日本の在り方を思案します。
私も日本の独立性、「自主路線」を求める中で、アメリカの外圧が想像以上に強い、、強いという言葉では済まない、、、戦後日本は解決なんてしてないし、外交から見るとこんなに分かりやすいのか、という感じがします。
この本で思ったのは、アメリカ追随であれば叩かれないのかもしれないが、その報道が正しいとは言えないという事。
メディアの報道一つで政局が動くが、これが本当に国益に沿っているのか?そんな責任と報道に対するプライドが無いな、、、と感じるわけです。
福田前総理の「あなたとは違うんです」という言葉は、意味不明で異様感がありました。しかし、その裏で報道されない、対米で踏ん張った福田氏にしか分からないものがあったという事の記述には、、、心動かされるものがありました。
全てが国民に開示することが国益ではありません。しかし、メディアショーになってしまった小泉政権以降のメディアの在り方には異論があります。
私は、どうしたら日本の独立性と一貫した外交手腕を日本が持てるのか?少し広げて勉強しようと感じます。
官僚に対する見方がどんどん「ぶっつぶせ」という小泉氏の言葉から世相も動きました。かつての戦後の官僚と異質だと元官僚の方達も言いますが、アメリカの言いなりで本当に日本経済の再生もこの医療制度も維持出来ないと、、、察する。
外交は、「闘い」だ。
戦いではなくて、闘い。
次に、孫崎氏の20年前の著書「カナダの教訓」を読みたいと思っています。
隣国アメリカの外圧に屈しない国の在り方を説いているそうです。
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