総選挙と吉田茂論
私は、戦後の日本において、吉田茂氏を一定の評価を持っていた。
「戦後史の正体」(孫崎亨著)の序盤にこんな事が書いてある。
『吉田茂氏は対米追随路線者であり、戦後の日本には全くもってふさわしい人物であった。問題なのは、その後講和条約後も首相であったことだ。』
なるほど。。。。これは面白い。
第二次世界大戦は、「終戦」したのではない。「無条件降伏」したのだ。
だから、GHQはどんな条件を聞くものでもなく、自主路線を論じた者はことごとく追放されている。
戦後吉田氏と闘ったのは「対米自主路線」を主張した重光葵(まもる)氏だ。元外交官。この重光氏が外務大臣時代にマッカーサーと交渉したのが岡崎勝男氏だが、この岡崎氏は後に吉田内閣で関わり、今も私たちが苦しむ「地位協定」を作った男だ。
岡崎氏の自主路線から追随路線へ転向していった経緯は何だったのか?もう少し調べる必要がありそうだ。この地位協定の出来るまでも・・・。
改めて思う。
吉田茂氏は、追随路線を取ったのは戦後の日本に選択が無かったこと。餓死する人々を救うためだ。そして、国民にはアメリカと渡り歩いてる姿に見せ、それを容認したGHQ。正に二枚舌だ。
問題は、その後講和条約後も追随路線であったがために、そこからの自民党の政権、日本の政策・方針を形作ってしまったと示唆している。
やはり、首相とはタイミングなのかもしれない。
その時代、時代に適した、時勢にマッチした者を選ばねば、とんでもない事になるのだ。
先日、元議員の(笑)、田嶋陽子さんが平和憲法を絶賛し、憲法改正に反対していた。他の現議員に「英語で書かれた憲法を訳した憲法を持つ国なんてどこにも無い」と言われたら「違いますよ」と否定していた。
・・・・でも、それは周知の事実。
田嶋さん、もっと勉強した方がいい、、、と思った。
メディアに出るには勉強不足だと思う。そして、人の話を聞かない。
これで女性の権利を主張してると思うと、ほんとに同性から見ても情けない。
私は、平和憲章の部分は尊いと思っている。
しかし、根本的、日本人による憲法作成をすべきだと思っている。
戦後の処理は、まずそこから修正をかけなければならない。
戦後70年経っても、アメリカの圧力に屈する、日米同盟をどう見つめるか?論じれない自民党に、、、若干の違和感を感じているのは、そこだと思う。
だから、石原さんのNOと言う姿勢に共感する国民がいたのだ。
国益にあった「NO」を言える政治家はいないのか?
ほんとの意味で、今、命を賭けることが出来る政治家はいるのか?
その立ち位置を決めることこそ、必要なんだと思う。
アメリカ追随、、、もういいよ。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
さて、あと1週間。
連日朝に夜に、党首がメディア出演だ。
でもその聞けば聞くほど分からない。決められない。
焦っています、あたし。
その話しは、、、近々書きたいと思います。
目先の選挙は、目先の景気回復が先決なんだろうな、、、、
小さくまとまっちまうな・・・
| 固定リンク | 0
「政治・経済」カテゴリの記事
- 【選挙】都知事選挙2024(2024.07.03)
- メディアの騒ぐ問題の裏で・・・「種子法廃止」と小泉進次郎の大罪(2019.08.15)
- 7月21日(日)は参議院議員選挙です。(2019.07.17)
- アメリカの選挙(2016.11.08)
- 【都知事選】乱立する・・・相変わらず。(2016.07.12)
コメント