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震災から1年(2)

先日、TVで紹介をしていて初めて知ったのですが、

ある酪農家さんが、原発の警戒区域内に残る動物たちの世話をしてる方の話だった。

人は避難し、残されたペットから酪農の牛、馬、豚、鳥、、、、そんな動物は放置されたまま。それは、私も報道で知っている。

この酪農家さんは自分の命のリスクを省みず、

たとえその牛、豚などを飼育しても、市場に出せるものになるわけでなく、仕事になるわけでなく、その命を救うためだけに、飼育してるって話だったのです。

警戒区域内の牛などは、区域から出せないため、補償金で殺処分となっているのです。それを、拒み、ボランティアの募金で飼育してるのです。

酪農家さんは、市場に出す牛であろうとも、我が子のごとく育て、市場へ送りだす。

『生』への感じ方は、

スーパーで切り身となった霜降りの牛肉で見てる、私たち消費者とは訳違う。

動物の生死は、酪農家にとって生活の中、日常だ。

私たち消費者のニーズがあるから、牛も豚も鳥も人が意図的に個数を調整してる。なのに、食えないと分かったら殺処分でいいのか?

という問いが、ここにはあります。

しかし、こうして命を全うさせるには大変な事であります。

先日のTVでは、一つ試みとして、耕作地も今は警戒区域で手をつけられず、雑草が生い茂ってしまうため、そこにこの牛たちを放牧し、雑草を食べてもらうという話。

一石二鳥になるであろうと農家さんと協力しての話が進みだしたというのです。

少し、明るいニュースだった。

本当に、こんな事になって、、、、原発って何なんだ、、、と

私は、自分にも、、、、問いたいのです。

『希望の牧場』fromふくしま

http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/

何か非力ながら、お力になりたいですね。

震災で亡くなられた方へ、ご冥福を。

被災された方へ、再起を祈って・・・・。

                           2012.3.11

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