8/5、孫正義氏と堀義人氏の議論の場がもたれた。
元々は、twitterで孫氏が原子力で一部の人間は金をむさぼってる、みたいな?(笑)発言を堀氏が抗議したことが発端のようだ。堀氏は、親も原子力の関係だし、お兄さんはIAEAとおっしゃってますので、自身もこのような大惨事であろうとも、原発保有賛同者なのだ。
USTREAM長かった。(笑)3時間見たら、blog書くの面倒だもん。
(1)日本のエネルギー政策を考える
http://www.ustream.tv/recorded/16462719#utm_campaign=twitter.com&utm_source=16462719&utm_medium=social
(2)フリーディスカッション編
http://www.ustream.tv/recorded/16464004#utm_campaign=twitter.com&utm_source=16464004&utm_medium=social
私は、何度も書いてるが、孫氏の発言を動画でいくつか拝見しているが、計画や見地として違和感は感じていない人だ。だから、特に批判的なコメントを読むと、動画観ろよ、ちゃんと孫氏は説明してるでないか?何を下衆の勘ぐりか?と思うことが多々ある。
堀氏の今回の議論については、twitterでの色んなご意見の中で一番理論的に議論が出来るであろうということで行いましょう、という発案だと思いますが、やはり互いに持ち込む数字には限界がありますし、被災地の話で感情論になり、原発で数字的論理になり、、、議論というには、私の目から見てもどうかな、、、(笑)
私は、事故が起きて湧き上がる「反原発」運動、「脱原発」発言に、あんまり賛成している方ではないのです。はっきりしています。代替エネルギーの生産、減原発、脱原発へ。
原発ゼロが現実的か?・・・・私にも疑問だ。しかし、減らせるなら減らしたい。たとえ、原発がCO2発生がゼロと言われようとも、事故が起きれば、食の安全も安定供給もないのだから。猛省のもとに、安全性を高めるべきた、が堀氏の持論だ。それは、事故が起きない前提だよね。現に、事故が起きて、食の安全も、供給もないんだから。だから、若干の矛盾を感じたんだよね。
率直な感想は、堀氏は、孫さんについての勉強不足かな。(笑)
学術論的、机上の理論に感じたのと、孫氏の発言を正しく理解していないことが誤解を招き、自身で大きくした感があると思う。
影響力のある人が「原発はダメだ」とか「福島が危ない」など、まさに風評被害を増長させる、と言った。しかし、だからこそ同じ方向しか向いてない意見だけ、メディアに出ればええんか?事故後の原発研究の大学教授の言葉に、どれだけ事実を知ることと乖離していたか、、、腹立たしいね。
「経団連のお偉いさんと、とことん話したい」と言っていたのが、ウケた。今私の中では経団連も一つのキーワードになっております。どこぞの官庁や機構と同じで、大きくなってやってることが、時代錯誤なんじゃないか?ってね。
実は、今日、図書館から借り受けた本が「土光敏夫の哲学」です。(笑)しかし、このだぐい好っきやね~、、、私も。(笑)土光氏は、IHIの前身会社に就職、社長就任、のち東芝社長歴任、そして経団連会長を努めた人だ。豪腕で、生活は質素に努め、ご夫婦でいわしを食べる食卓の映像が有名になり「いわしの土光」という異名を持つ方だ。
どこまで経団連について垣間見れるか分かりませんが、土光氏時代の経団連は少なからず機能していたはず。何が、どういう風に?と読みたくなったのだ。
あと、気になったのは、原発は再利用可能を謳っているが、最終的には使用済み燃料となり処分される。しかし、現時点では最終処理方法が決まってないのだ。
堀氏いわく、地面に埋めるべく最適地質など調査中らしいが、国の決断はなされていない。
実は、丁度、8/5付けで馬淵議員が自身のblogでこの最終処理問題について「バックエンド問題」として、書いていたのだ。
その部分を解決せずに、今後も原子力!と言い難い。
もう一つ。孫氏は、商社の方とも意見交換した際、「どうして日本の電力部門へ参入しないのか?」という問いに商社は皆「法がないのが問題」と回答したそうだ。
私もかつて大手商社に勤め、燃料エネルギー部門、化学品、原子力部門を経験した人間です。孫氏の話に苦笑が出ました。そうだよね。お上にたて突いて事業はしないだろう。それなりに見合う利益も出なければ、立案にすらならない。どの企業だってそうだよね。
だから、孫氏のような行動力や、畑違いゆえに出てこれた部分もあるような、、、そんな感じもしますね。
私は、いつも言いますが、地域独占、一企業利権独占の構図を変えて欲しいのだ。東西で電力が違うのだっておかしいし。送電線の解放無くして、この自然エネルギー生産もないのだ。お国がどこまで動くか、、、なのだ。
被災への補償を、電気利用料にオンするのも理解出来ない。JALと一緒、破綻して再生法のもとに置いてでも自社で補償すべし。電力会社と国、地方自治の在り方をも覆すのかもしれないけど、、、、すべき問題だと思うけど。
改めて、、、孫氏の「原発ミニマム論」は、現実路線だと思う。
あ、、、疲れた。(笑)
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