【読書】成果について・・・By「もしドラ」
『成果とは何かを理解しなければならない。
成果とは、百発百中のことではない。
百発百中は曲芸である。
成果とは長期のものである。すなわち、間違いや失敗をしない者を信用してはならないことである。それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。
成果とは打率である。
弱みがないことを評価してはならない。そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう。人は、優れているほど多くの間違いを冒す。優れているほど新しい事を試みる。』
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野球でいえば、10本中3本打てば、ヒッターなのだ。
3割だ。7割は失敗なのだ。
音楽で、7割の失敗など見せれたもんじゃない。
そういう意味では、ニュアンスは違う。
でも、結果を求める余りに、試すこと全てに成果を求めがちなことを戒める、くだりがあった。
次の「トップマネジメント」の確立という内容になるが、、、
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トップマネジメントの機能は、いくつかの厳しい条件がある。
チームは単純ではない。仲のよさだけではうまく機能しない。人間関係に関わりなく、トップマネジメント・チームは機能しなければならない。
1)それぞれの担当分野において、最終的な決定権を持つ
2)自らの担当以外の分野について、意志決定を行ってはならない。
3)メンバーは、仲良くする必要はない。尊敬し合う必要もない。ただし、攻撃し合ってはならない。会議室の外で、互いのことをとやかく言ったり、批判したり、けなしたりしてはならない。褒めあうことさえしないほうがいい。
4)トップマネジメントは、委員会ではない。チームである。チームにはキャプテンがいる。キャプテンは、ボスではなくリーダーである。キャプテンの役割の重さは多様である。
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この文章を読んだとき、真っ先に思ったのが政府だった。
全くもって、上記の組織としての機能を一つも持っていないのではないか?
だから、成果が出ない。(笑)そう思ったのだ。
与党内で、国会会期も決められないなんで、、、
ばっかじゃない?
会期をそもそも政局任せの6/22って言ってたことは気に入らない。
必死に国政をやれっての。・・・・日本政府は、バカです。
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ま、政府のことは置いといて、、、
成果とは、役割分担したら、あとは、干渉しないこと。
役割に対する責任・意欲・士気による成果が大きいということ、、、なんだろう。
これは、家族でも、言えるな。(笑)
チームワークで行うことは、自分以外のものは相手次第なのだ。相手を信頼し、自分のすべき責任はきっちり果たすしかない。だから、自分も信頼される。
当たり前のことだ。
本の中には、こんなくだりもある。
『成果より努力が重要であり、職人的な技能それ自体が目的であるかのごとき錯覚を生んではならない。仕事のためではなく、成果のために働き、贅肉ではなく力をつけ、過去ではなく未来のために働く能力を意欲を生み出さなければならない。』
音楽でも同じことが言える。
つい技術の習得が目的になってしまう。
何のための習得なのか?見失ったとき、それは音楽ではなくなる。
深いね、、、、ほんと、ドラッカー様。
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