それは、突然「やって来る」。
某御大(正しい表現ではございませんが)は、
ふらっと、「どうしてるかな?」
「最近は、どんな歌を歌っとるんじゃ?」と
私の歌ってるいる場所へ、お立ち寄り下さる。
これを、私は「抜き打ちテスト」と呼んでいる。(笑)
と冗談はここまでで、、、
実は、御大と知り合って、
本当に何度もいらしてくださっていると思うのだ。
本当に気にかけてくれ、ご助言を頂き、、、
その無償の愛に、私は本当に涙が出る。
感謝に堪えません。
私にとって、御大は恩人であります。
命の恩人。歌の恩人。
かつて、私が瀕死の時、無償の愛の手を差し伸べてくれたのは、
正に、御大、この方だった。
それも、当時、直接的関係がなかったにも関わらず、
御大は私に手を差し伸べてくれたのだ。
「なんか胸騒ぎがして・・・」と。
手を差し伸べずにはいられなかった、、、みたいな。
その時、「ああ、歌の神はいるんだな、、、」と思った。
実はその時、私もちょっと霊能者から啓示を受けていたからだ。
私はその時、素直を助けて頂いた。
でも当時の私は、心身がボロボロだった。
特に肉体がボロボロで、腰痛がひどく、
まっすぐ立てない状況だったのだ。
だから、発声一つすると、腰に響き、声が出せなかったのだ。
よく言ったものです、
腰は「月(肉付き)=体の、要(かなめ)だ」と。
何かが違ったんだ、と確信します。
なぜなら、
その時に一から体を作り直し、音楽と向き合った結果、
あれから一度も腰痛がないのです。
学生時代にあれだけ運動をしてきて、
腰痛一つした事ない自分が、OL時代に腰痛が始まった。
仕事で過労になると、そのたびに腰痛に見舞われた。
今思えば、「人生の選択、何か、違うよ」と信号が出ていたのだ。
はたまた、改めて音楽をやっていこうと思った時に、
腰痛が激化して、「進む道が違うのか?」と自問したが、
いや、、、違う。
「今ここで、一から心身を改造する時ですよ」と言われたのだ。
今だから、確信するのだ。
だから、私は御大のあの時に差し伸べてくれた手を
一生忘れない。
可能な限り、恩を返す覚悟である。
それは、私が音楽をやる限り、、、。
それが人として「感謝に生きる」という事だと思ってるし、
私の信条だからだ。
人は恩を受けた時は感謝すれど、忘れるものだ。
いや忘れなくても、恩を返す事が出来ないものだ。
でも、本当の恩人には、たとえそれが10年経とうが
20年過ぎようとも恩を返す心があれば、
いつでも、いつまでも可能なはずだ。
されとて、私が御大に恩返しがしっかり出来てるかどうか、、、
今も変わらず、無償の愛の手を差し伸べて下さる、
その手を、どうして拒む事が出来ようか、、、、
でも、今の私はかつての瀕死の自分とは違うという事だけは、
はっきり言える。
あれから、音楽的成長はどれくらいなものか?
それでも、人間的に大切なものを見極めてきたと感じてる。
だから、それを音に紡(つむ)いでいけたら、と願うばかりです。
今思うことは、一にも二にも「音楽で返す」ことだと思っている。
それしかないのだ。
一つ、悔しい思いをし、一つ、勉強をし、
また一つ、明日の自分の糧と成す。。。
そんな事を思いながら、本当にしんどい2010年の夏なのだが、
それでも他人と同じ時間だけは与えられるのだ。
今正念場です....あたし。
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