音の聴こえ方(2):反響音の可能性
いつぞやTVで、アメリカの盲人の青年が、
盲人用の杖を使わず歩く人を紹介していました。
彼は、舌打ちのような音で障害物との距離を計り、歩いているのです。
住宅街は自転車も乗っていました。
壁だけでなく、車などの障害物もよけます。
舌打ちした音が障害物に当って、その音の感じから
距離、大きさなど判断してると言っていました。
歩く速度に対応して、その音を感知してるその能力は凄いと思います。
♪
聴く力の潜在能力を感じます。
なので、決して私の外に放たれた音で感知する事は
間違っているとは思いません。
それに、空間で感知する音は自分の声だけでなく、
演奏者の音も含めた、バランスも感知しているから、
実は大切な事だと思っています。
♪
今一度、意識的に内耳というか、
体の中で共鳴してる音をどう感じてるか?という所を
再認識してみようという感覚が正しい表現かと思っています。
無意識にしてる事を今一度、意識下に落とし、
改めて無意識へ持っていくのです。
そうする事で、アスリートもそうですが、
今一度体に覚えさせるというプロセスといった感じです。
♪
そういう意味では、外に放たれた音の感知度、
精度を上げる事も必要かもしれません。
「聴く力」をもう一度意識してみる事も大切ですね、きっと。
| 固定リンク | 0
コメント