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気力の先に在るものは、、、

「甲子園への遺言」-伝説打撃コーチ高畠導宏の生涯-

を、読み終えた。

半生から当時の野球時代、選手の変遷は、

頭がクルクルになりそうでしたが、

とても勉強になりました。

とても、とても深いものでした。

はぁ・・・・、読み応えございました。

会ってみたかった。

こんな指導者に出会ってみたかった。

そう思う人でした。

指導で努めていること、それは『選手を褒めること』。

『短所に目をつぶって、長所を伸ばす。』

プロに入ってくる選手は、何かが秀でてるから、

プロになれる。

でも短所はあるし、それだけでは一流にはなれない。

しかしながら、短所は簡単に変わるものではないから、

むしろ秀でた長所を伸ばす事で、

短所が改善していく、という理論だ。

私は自分を褒めるタイプではない。必要と思った事もない。(笑)

学生時代の運動部でも、先生に褒められたことがない。

褒められたいタイプでもないので、別に気にもしてなかった。

この文章を読んでたとき、

かつてレコーディングした時の事が思い出された。

ドラムは安藤正則氏。

ほんとに人柄よく、音楽に寄り添い、人を観察し、

何がベストかという点に集中し、音楽に、人に謙虚な方だ、と感じた。

制作に当り、当人はピリピリしてくるが、

彼の対応が、私を救ってくれた。・・・誰も知らない事だけど。

レコーディング中、何の脈略もなく、安藤さんが私に

「品田さんって、褒められるのダメなタイプなのかな?」と

漏らした事があった。(笑)笑えた。

私がこの高畠さんの様な人のそばにいたら、

どんな自分が生まれるのだろうか?

と興味が沸いた。

私は、今も褒められる事は望んではいないが、

年齢と共に思うのは、自分を否定されるような事は、

段々、しんどいな、とは思う。

的確に指摘してるつもりが、知らず知らず、その人を否定してる事と

紙一重な事って多いですから。

高畠導宏氏の座右の銘 「気力」

人生の価値は、生きていることにある。人間は、生甲斐のある、生きていることに喜びを感じるような人生をもたなければならない。

人生をより豊かに、より有意義に、また生甲斐をより高めるためのバックボーンになるのが「気力」である。

「気力」は一朝一夕に出来るものではない。まず、心の中に燃えるような熱意をもつことである。そして、その熱意を持続せしめるのである。持続させるためには反復が必要で、常に積極的な熱意を意識している必要がある。無意識の世界、ただなんとなくという意識からは、決して「気力」は生まれてこない。 <本文、一部抜粋>

深い一冊でした。

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