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ミクロとマクロの緊密な関係

宮里藍さん、海外ツアーで念願の優勝しましたね。
ちょっと感慨深くなりました。
ここ数年、本人は大変辛いのにスポーツ番組でインタビューを受けて、
今のコンディションを冷静に語っていたっけ。
時に辛いんですが、、、と涙を流しながらも、
必死に前を向いて、解決の糸口を探ってる姿が痛々しかった。

宮里選手は、フォームの改造が上手くいかず、
自分を見失うほど、分からなくなってしまった。とか。
常に誰もが自身に微調整をしながら生きてるわけだけど、
下手に手を加える事が致命的になる事ってあったり、
どのタイミングでそれをすべきか、ってこと、ありますね。

プロって、
1cmのズレでも飛んだボールは3mもずれてしまう程、
繊細なんだけど、
どんな事にも耐えうる、対応しうるものを要求される。
繊細なだけでも、大胆なだけでもダメで、、、
つくづく、奥が深いと思います。

ミクロの誤差がマクロの誤差を生むという事。
マクロの修正は、ミクロの調整から。

最近読んでる本の中で、
丁度プロスポーツ選手の話が出てきて、
かつで、ミッシェル・ウィーが予選落ちした時のコメントが
「ギャラリーのシャッター音が気になった」というものだったらしい。
著者は、それを「プロとして、準備不足」と言っている。
要するに、今までもそのような経験は多々ある中で、
集中力を欠くというのは、メンタルの上での準備不足と説いている。

今、上田桃子選手のキャディーは、引退したアニカさんの元キャディー。
その実績を元に色々アドバイスしてるって、番組で見た。
その中で、朝歩きながらの食事する桃子選手を見て、
「その姿にガッカリだ。ちゃんと食事をしてから来なさい」と。
桃子選手は時間を有効的にという観点ではあったが、
キャディーさんは、「準備不足」と言ったのだ。
一見、視点の違いに感じるが、しっかり準備して、
試合に臨む、練習に取り組むという姿勢に関わるのだ、と解かる。

私も、色んな場所で歌ってると、色んなハプニングに出くわす。
最近、自分に情けないというより怒りが湧いたのは、
とどのつまり(笑)、「準備不足」を実感したからだ。
技術であろうと、メンタルであろうと、物品であろうと。
はたまた、お客様からのニーズであろうと。
そして「記憶力」と「集中力」を痛感します。
全てこの「準備不足」に集約される、簡単な言葉になってしまうにもしゃくですね。
それを人のせい、環境のせいにするのは、姑息である。
それ以上に自分を誤魔化したら、それはやる資格がない、と思う。

準備不足は、プロ失格である。
その自覚がないのは、それ以前も問題である。

往年のピアニストが有名になるまで、いや有名になっても、
アングラな煙たい狭い店内の、チューニングは大丈夫なのか?
って感じなアップライトのピアノに向かって弾いてる写真や姿を見ると、
たとえ十分な条件でなくても、その粒の揃った音霊を奏でるのは、
技量であり、ハートなんだと思う。
そして、高い集中力をもって演奏してるんだと感じるのです。
とても大切な事なんですよね。

最近私が考えてるのは、しょうゆーことっ!(冗談言ってる場合かっ。)

そう思い、私はもっと大きなくくりの中で、
もう一度色々準備を始めようと動き始めています。
まだ、言える状態でないので、それは、またの機会に。

今一度、自身にもマクロとミクロの調整を・・・ね。

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