(NHKスペシャル)男脳と女脳
12(月)NHKスペシャル。第二夜。
男と女の脳の違いがテーマだった。
性の違いによって脳も違うのか、、、性差の検証だ。
私の大好きな脳の話。
昨日の男女のコミュニケーションの違いの中で、女性はホルモンによって情緒や色んな事をコントロールしてる事が分った。
そして、脳でも同様で、全ての記憶の中枢、海馬は女性ホルモンが関わっていて女性の方が大きいらしい、男性は扁とう体が大きいらしい。
男女の比率で言うならば、うつ病は女性が多く、自閉症は男性が多く、アルツハイマーは女性だそうだ。へ~、そうなんだ。と感心。
次に、男性は空間認知力が高く、女性は言語力が高い。方角と距離だけの情報で、目的地へ到着するのは圧倒的に男性が的確に到着できる。
しかし、目に見える目印の情報では、圧倒的に女性が目的地へ到着出来るのだ。
これは、原始の時代の人間に関わっていて、狩猟する男性と居住の回りで木の実や植物を取っていた女性の適正能力の名残りだと言われてる。
これは、あのベストセラー「話を聞かない男 地図の読めない女」で周知の事で、聞き流し。。。(笑)男女の優越などない事を説いている。
で、IQテストにおける性差をやっていたのだが、
同じ数値の男女において、全く脳の使い方が違い、処理のプロセスが違うという事が分ったのだ。やはり、男性は空間能力で、女性は脳のブローカ野という言葉をつかさどる部分で処理してるのだ。
自分の得意な部分で、処理をしてるという事が立証されたのだ。
これをアメリカの小学校で、男女別クラスで特性を生かした授業を行ってる事をやっていた。男子クラスでは、国語の時間、好きな本の読書の時、好きな体勢で読ませるのだ。寝転がる生徒もいれば、足を机に乗っけた生徒。(笑)男性は同じ姿勢でいる事が苦手だからで、好きな体勢の方が集中力が高いらしい。そして、授業は、先生のリーダー的な命令的な姿勢が良いらしい。闘争心があるからだ。
女子クラスは、ペアを組ませて取り組む事で助け合う気持ちの強い女子には適していて、命令的なものは排除するのだそうだ。
面白いと思った。
で、こんな男女の差をビジネスに取り入れると、
たとえば、男性はいくつかある業務を優先順をつけて処理するのに対し、女性は複数を同時に行う能力があるというのだ。(これもあの本でも書いている)
だから商談時、男性が相手の場合はポイントを抑えてそれを提示する。しかし女性の場合は、いくつかを提示して一緒に決めて行きましょうというプロセスを大事にしたやり方が好感を持たれ、成果が出たというのだ。
これも面白い。
女性は、プロセスを大切にする傾向があり、一つの方法を強制されることを嫌う傾向にあるのだ。なんか納得した。
本当にそんな特性を生かしてビジネスが進むなら、面白い事だ、と感心してしまった。まだまだ、男社会で、それは思考、姿勢が男脳なんだ、という事が改めて分る。
最後にある女学生がアメリカでも全体の2割しかいない建築家を目指してる話になり、今から数学の能力の向上に努めてる話になった。グラフから解く方法と数式から解く方法を教える女子クラスでの勉強を紹介していた。
なんか、感動的だったのだ。
自分もどこかのポイントで各教科が苦手になった。そのポイントは、きっとこんな観点からも解決の糸口があるような気がする。
説き方は、数学であったって、一つじゃない。
番組を見ながら、遠い遠い昔から自分達の体に刻まれたものから、自分達の「生」を見つめ、個人を考え、そして、その先に個々の「生き方」を見つめる。
脳にはそれくらい私には未知で魅力的なんだな~ぁ。
| 固定リンク | 0
コメント